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サークル閉鎖。
by 鯨
Lumière
はじめまして。
鳥久保咲人(トリクボサキト)です。
Lumièreルミエール)という個人サークルで活動しております。

この度は牟礼鯨さまのお声掛けにより、鯨さまのブログにて宣伝させていただけることになりました。感謝しております。ありがとうございます。

COMITIA90では【スペースNo. む11b】という場所にて参加致します。
また、12月6日の文学フリマにて牟礼鯨さまのブースより委託というかたちで参加させていただけることになりました。
よろしくお願いします。

両イベント共通、文庫本3冊出展。
+文学フリマにて新刊初出予定。

『白い彼女と僕』 42P

田島宗男13歳。人嫌いのために友人とはうまく関係をつくれず、先生や親との距離感も分からない。宗男は中学一年生にしていわゆる引きこもりであった。
そんな彼には愛する彼女がいた。真っ白な彼女はいつも宗男の心をとらえては離さない。
宗男は抑えてきた感情に耐えきれず、ついに彼女に告白を決心する。
そこで「気づいた」彼女の真実とは……。
少年の静かな恋愛ファンタジー。


『Cogito.ergo.sum』 56P

大学4年生の犬飼は就職活動をしながらも小説家という幼い頃からの夢を捨てられないでいる。
不安定ななかで生きる犬飼の唯一の救いは家で待つ飼いネコの存在だった。
生きづらい現代で、飼いネコの存在が夢と現実の狭間を生きていく原動力となっていく。
大人になりきれないすべての<少年少女>に捧ぐ、人生の岐路について考える物語。


『或る跳びはねた熱帯魚の場合』 130P

神崎幸村、高校三年生。幸村は漠然と大人への不安、違和感を持っていた。
そんなある日、謎の男リョースケが現れ、幸村を少し変わった日常世界に導いていく。それは「大人」と「子ども」の二択しかいない、みなが「良い大人」になることを目指して生きている世界だった。

『理由も分からずに押し付けられたものを大人しく受け取って、理由も分からずに生きていくのが我々生物の定めだ。自分はすぐに死を想った(中嶋敦「山月記」より引用)』
授業で聞いたこの言葉から、次第に幸村はその異世界で生きていく意味を模索するようになる。しかし、その結果ついに幸村は「大人」の世界に耐えきれず、最終的に人間からあるものに変化してしまう。
「大人」でも人間でもなくなった幸村を救う光とは。
「大人」と「子ども」を彷徨する神崎幸村の場合。


以上です。

よろしくお願い致します。

   sakito torikubo
by suikageiju | 2009-11-09 08:41 | COMITIA
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