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サークル閉鎖。
by 鯨
名古屋コミティア41
昨夜、京都の久世橋通りを油小路へ向けて原動機付自転車で走っていたときのことだ。突然自分の臀の下から暴走族が鳴らすような爆音が聞こえてきた。歩道に乗り上げて車体を調べるとマフラーから伸びるエキゾーストパイプが断裂していた。夜の間は京都駅南口にある黒猫たちの住処に原付を隠匿し、鯨はと言えば君の夢が残してくれた周縁で眠っていた。午前四時に目を覚まし、国道一号線を山科方面へ爆音を立てて出立する。今朝、もし君が京都九条から三重四日市にかけてバイクの爆音を聞いたとしたらそれは鯨の《一つ目家鴨》号の鳴き声である。鈴鹿山脈を越えた鯨は、せっかくの日曜日にどこかへ出かけようとしていた四日市ホンダの店主をつかまえて、断裂した部分を金属管で中継してもらう。そのとき店主に言われたのが「あとで自分でマフラーパテを塗って補強しておいてね」だった。言われるがままに鯨は木曽三川を渡り名古屋市内のショッピングセンター・カーマでパテと耐水サンドペーパーを購入する。さてどこで塗ろうかと四日市前よりややおさまった排気音を鳴らしながら市内をさまよっていると、見つけたのが名古屋学院大学の北、堀川沿いにある名古屋国際会議場であった。その駐車場でエキゾーストパイプの金属管をパテで補強する。塗り終わったあと最低でも一時間は自然乾燥させないとならないと知り、暇を潰さねばならなくなった鯨はもしやと思い白鳥ホールへと赴いた。そこは名古屋コミティアの会場だった。
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名古屋コミティアははじめての参加だけれど意外に賑わっていた。もっと閑散としているイメージだったのだけれど。特に良い匂いのする女性が多かったような気がする。やたら人が集まっているスペースは東京コミティアの見本誌スペースだった。会場の片隅でネット放送などをやっていて、がんばっている名古屋と思った。以下の戦利品を手に名古屋を後にした。
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・『皐月寮のその理由』、高村渚、藍乃屋
 団扇をもらって会議場内をパタパタさせながら歩いていたら高校入試相談会の母子に「すごいねえ」と囁かれた。

・『惹~ひかれる~』、吉井葉蘭、原石堂
 「野外露出」の言葉に惹かれて購入した。

・『燕ノ巣』、つばめ綺譚社
 この雑誌の表紙の素朴さが良かったので手にとってみた。名古屋で活動していると思ったら社員は結構散らばっていた。サークル名がいいよね。***社ってところが。

・『六徳を探せ!』、風城国子智、WindingWind
 裏日本と言えばこの人だけれど結構どこのイベントにもいる印象がある。

・『虚構島紙媒体Vertigo』、すぎはらさん、虚構島
 眩暈を意味するエスペラント単語「vertiĝo」に似ていたので近寄ったらもらった。

・『すたんだっぷ!お試し読み』、猫文社
 「そういえば『言葉遊山 第六集』持っています」というところから鬼畜遊山チラシの由来まで教わった。

あとは咲祈さん(ルート零)のフリーペーパーをもらった。なんかこう空に消えていきそうな感性は病身には毒だと思い込んでいて、短いものを読みたいと考えたのだけれど、長いものにも挑戦しておいた方が良かったか。

ちなみに原付マフラーに塗って名古屋コミティア一般参加時間で自然乾燥させていたパテはうまくいかずエンジンをかけると三箇所くらい穴があいてしまった。なので、今こうして戦利品記事を書いてパテが自然乾燥するのを待っている。これからも体力の許す限り原付での地方同人誌即売会参加旅行をしたい。
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by suikageiju | 2012-09-16 15:08 | 雑記
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