第3回福岡ポエイチ報告
「書いている文章とは違う人ですね」と二度言われ。

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 6月7日(土)と8日(日)に、福岡県福岡市博多区の冷泉荘で第3回福岡ポエイチが開催され、西瓜鯨油社は両日ともに参加した。福岡ポエイチは第1回から計3回5日間開催され弊社はその全日程に参加している。それほどまでに牟礼鯨は福岡ポエイチが好きなのだ。殺伐かつ軽薄な人間どもの集いである文学フリマにはない、福岡ポエイチの家族的で和やかな雰囲気が好きなのだ。今回は小説や物語だけでなく、文学フリマなどに参加する作家7人の俳句・掌編・墓碑銘を収録した句誌を頒布した。でも俳句はジャンルとして所謂「詩」ではなかったみたい。それでも11月には次号を刊行する予定だ。俳句から「逃避癖の言葉」としての徘句へ、首都圏からはるか成層圏へ。
詩人「俳句はよくわからなくて」

 福岡ポエイチでは他にも20余のブースがあり毎日100人をこえる来場者があった。ブースには将棋文芸誌や自由律俳句誌、小説、統合失調症の本、高橋しか登場しない歌集、精神科病院の歌集、現代アジア社会を描いた小説、詩集と詩集と歌集と歌集が頒布されていた。そして数人の美女と美少女がいた。無名な詩人が吐いた言葉でも有名な詩人のこさえた言葉でもかまわない、ただ言葉を欲している人がいてそれに見合った詩句が置いてあり、買える。そんな幸福な市場が福岡市の博多川端にある。
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 福岡ポエイチは実行委員会とサークルと来場者とゲストの距離が近い。文学フリマ程度で「内輪」とか「文壇」とか発言する気負いが気恥ずかしくなるくらいに。でも福岡ポエイチには大塚英志がいない。だから詩壇と歌壇とオフ会が入り乱れた福岡ポエイチはこのままであるべきだし、このままで楽しめる。第4回からゲストパフォーマンスだけではないサークル参加者オープンマイクが始まることを期待している。
 1日目は打ち上げに参加せず、仮眠後に薬院大通のRead cafeへ赴いて福岡の地方出版事情に触れた。2日目には詩人たちとの打ち上げに参加した。長卓の端っこ喫煙者集団のなかにいて、夏野さんや三角さんやとある患者さんや森井さんや1984年生まれの高森先生や1983年生まれの売り子さんと駄弁っていた。その打ち上げ後には森井御大と明治通り沿いのブルックリンパーラーに入って文学フリマや小柳日向などについて話したあと、中津へ帰る御大を中洲川端駅で見送った。
ヒモとなったり親の脛をかじったりしながら文学活動を続けていく。それが現代文芸の一つのゴールなのかもしれないな。

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 福岡ポエイチ後の6月9日には福岡アジア美術館を訪れ常設展ギャラリーで2日目のゲスト三角みづ紀さんに遇い、中洲ぜんざいを食べたあと福岡空港へ向かった。去年と同じく保安検査場でひっかかりカッターナイフだけ入れた段ボールを預けた。そして遅延した飛行機で東京に帰る。
 この福岡行で有益な情報を仕入れることができたので2015年初頭までの西瓜鯨油社の方向性が決まった。そのことだけでも有意義な遠征であった。
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by suikageiju | 2014-06-09 23:01 | 福岡 | Trackback | Comments(0)
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