人気ブログランキング | 話題のタグを見る
4万字
 物語がとうとう4万文字に至った。佳境を迎えつつあるが風呂敷を広げすぎた感があり、この先どうやって進行し、収束していくのかわからず、結末が楽しみだ。筋とか時間軸がまだバラバラなので推敲や修整はこれから大いに必要になる。6月末までには一度結末まで書き上げて、7月から修整していきたい。
 おもしろいのは物語を綴る時間軸と物語の時間軸がごちゃごちゃであることだ。今まで掌編しか書いてこなかったので慣れていないから、というのもあるが、あるepizodoを語っているときにふとそれと関係のある(あるいは全く関係のない)epizodoが思い浮かんで語りだすということは現実にもよくある。特に女性がそういう物語りのしかたをして、聞く人を混乱させる。『フォークナー短編集』の「エミリーにバラを」に印象的な文章があったので引用する。
彼らは、よく老人がするように、数学的に進行してゆく時の流れをごっちゃにしているのだった。彼らにとって、すべての過去の時代は、しだいに先端が細まってゆく道ではなくて、冬の季節もほとんど届きそうにない、広々とした草地であり、そこは、最近の十年間という狭いびんの首によって、現在の彼らから隔てられているにすぎないのである。

by suikageiju | 2009-06-08 11:20 | 文学フリマ
<< バナー サンクチュアリ >>