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サークル閉鎖。
by 鯨
こみっくトレジャー16感想
 スタッフの皆様、サークル参加の方、一般参加の方、お疲れ様。弊社同人誌購入者、ありがとう。西瓜鯨油社は初のこみトレ参加、2回目の関西同人誌即売会参加を果たした。前回の参加では、大阪の同人誌即売会は活気がないな、創作文芸に関心はないようだな、そんな感想を持っていたんだけれど、今回のこみトレ16参加でその先入観は覆った。開場前の待機団、スタッフの熱意、イベント内の企画、サークル参加者と一般参加者の活気、すべてが東京の即売会以上だった。ここまでの楽しいイベントにまで盛り上げてくれたスタッフの皆さん、本当にありがとう。
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 今回の西瓜鯨油社は売り子が家庭の事情で戦線離脱したため鯨一人の苦しい闘いを強いられた。しかしtwitter関係の方や、チラシ置き場に散布した『コルキータ 試読版』(Korkita provlega versio)を会場でチラリと読んで気に入ってくれた方のおかげで『コルキータ』は12部の売り上げを達成した。感謝である。もし『コルキータ 試読版』を読んで気に入られた方は、次回は10月17日の関西コミティア37に参戦する予定なのでそこで『コルキータ』を入手されてはいかがだろうか。
 12人の購入者のなかで特に印象に残った購入者はベージュの服を着た若い女性の方だ。まずは鯨がブース前を通りすがった彼女に「ピン」ときて「試読版」を手渡し、その後彼女が一通り回った後で「気になります」と言って弊社ブースに戻って来てくれた。そこで「正統派の文章ですね」「なんか場違いですね」という言葉をくれたので、「こういう場違いなところで売るのが好きなんです」と鯨が返すと「そういう方が好き」と応えてくれた。確かに「こみトレ」はその名の通り、マンガ同人誌をメインとするイベントである。ライトで、エンタメだ。でも、そんなイベントであっても西瓜鯨油社のような文学サークルは存在してもいいんだな、いや存在するべきなんだな、そういう実感を彼女との会話で持つことができた。それと、「最近ドロドロなものばかり読んでいる」とおっしゃっていた男性の方も印象に残っている。その人も「試読版」派なんだけれど、彼の直感は正解である。あとは開場直後に一番乗りで来てくれたmixi経由の女性の方も、その後の鯨をやる気づけてくれた恩人だ。もちろん、その他の購入者の方も感謝している。ポッキーとお茶を差し入れてくれた「ぐるぐる抹茶」の方、ご馳走さま。みんな、ありがとう。みんな、関西でまた会おう。
by suikageiju | 2010-09-05 17:10 | 大阪
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