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サークル閉鎖。
by 鯨
猫鯨座談会の発端
 知らないところで、他人が鯨について怒っていたり、悲しんでいたりすることがある。一人で悶々としているなら鯨と膝を突き合わせて話せばいいのにと願うけれど、たいていそうはならない。怒りや悲しみを燃料にして彼ら/彼女らはどこか鯨とは関係ない海に出かけて溺死するか漂着するかする。陸にあがったのであれば助けてくれた人がこう問う「どうしました?」それに嬉々として漂着者は答えるのである「鯨にやられました」。そうやって反鯨の火が燃え広がる。
 8月2日、Gmailに山本清風さんから「件名:お詫びさせてください」というメールが投げ込まれていた。何があったのだろう? と開いてみると「まず心より非礼をお詫びいたします。私は鯨さんを不快にさせてしまったと思っており、優れた書き手である鯨さんに嫌われたくないと思っていて、まだ間にあえばという思いから、弁解の筆を執らせていただきました。どうか暫しおつきあいいただければ幸甚に存じます」といった書き出しで「Twitterに於ける鯨さんの発言から」気づいたという「『感想をいただいておいて、私はまだ感想を送っていない』という非礼」について詫びが綴られている。まず西瓜鯨油社ブログ内を検索し、『そして太陽は燦々と照っていて』の感想記事があることを確認する。そして、いったい彼に何があったのだろうと首を傾げる。清風氏のことだから、単に感想を送りたいための手の込んだ工作という線も捨てきれなかったけれど、一応該当するtweetをtwilogで探した。

非礼という言葉の共通項でこんなtweetを引っ張り出したがどうもしっくり来ない。それで面倒になり、今まで多くの人が鯨とは関係なく鯨に対して怒ったり悲しんだりしていたんだから理由なんてどうでもいいだろうと思い返し、とりあえずその感想を送ってくれとメールをしたら、『物語群』の83篇中22篇の一行感想が書かれた「感想.txt」がメール添付されてきた。もうこれは一緒に飲むしかないなと氏を誘うと場所は下北沢でいいとの返事。すでに鯨は3人と対談をしている。そのうち2人は突然先方が発狂して対談記事が非公開に追い込まれた。残る1人は女性であり、婚姻を発表したその日に記事が彼女の「公共の女」性を証明することを理由に花婿に殺害されるのではと怖れて鯨自身で非公開とした。その対談を夢判断までしてくれた山本清風氏としようというのである。まぁ相手は鯨より4歳年上の三十路男だから、たいていのことなら大丈夫だろうとすでに反証のある根拠を抱えて下北沢である。その対談の名は文学結社猫と西瓜鯨油社よりとって、猫鯨座談会。
by suikageiju | 2012-08-12 16:00 | 雑記
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