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サークル閉鎖。
by 鯨
関西コミティア41報告
11月14日(日)大阪は天満橋OMMビルで開催された関西コミティア41に参加した。今回の鯨は8時20分頃に会場入りし会場設営を手伝う。今まで同人誌即売会にただサークル参加するだけで、会場入りしたら整然と机が並べられているという御業に対して感謝の念がなかなか湧かなかったのでこのようなサークル入場前の準備手伝いに参加したのだ。軍手がなくても大丈夫だろうと思ったのだけれど、机を並べ終わったころには煤がついて指が黒くなるので手伝い参加希望の人は自分で軍手を持って行った方がいいと思う、特にうら若き女性。会場設営は、まず位置基準として置かれた机の横に机を降ろして一列に並べ、紐で列の位置を微調整して揃えてから天板を水拭きし、机1脚についてパイプ椅子を2脚ずつ置いていく。それが済んでからサークル名札とアンケート用紙とスペース番号のアルファベットが印字されたA4の標示紙をセロハンテープで机に貼っていって、追加椅子を内側に立てかければ準備完了。なのだけれど、スペース番号の標示紙を貼り終わった時点で机と椅子が一列多いことが発覚してしまう。
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どこかで誰かが机の数を間違えて位置がずれてしまったらしい。そこで入り口から見て一番右の一列を取り除いて、そこからズレた部分まで机やら標示紙やらを修正していく作業をスタッフさんとお手伝い集団で頭を抱えて悩みながら行い、その後で列の間隔が均等になるようにほとんどの列の位置をずらさざるをえなかった。そのためサークル入場も9時45分から10時に延期される。そのゴタゴタのなかで紐もなしに列の微調整の判断をするようにとスタッフさんから命じられたのが、運悪く端っこで立っていた鯨である。最初は真剣に調整の指示を飛ばしていたのだけれど、時間もおしてきているし、誰も本当に真っ直ぐな列なんて望んでいるようではなかったし、そもそもそんなに列もずれてもいなかったので「はい、ここは大丈夫。ここも大丈夫。大丈夫。大丈夫? 大丈夫かよ? 大丈夫」とさっさと終わらせた。もし開催中に「あれ、列がまっすぐじゃないよ」と気に障ったら鯨のせいだ。結局一時間以上動き回って重いものを運んでなかなか大変だったけれど、サークル入場までの準備がこんなに大変なんだと身を以て体験できて良かったし、『ティアズマガジンかんさい』も一冊もらえて良かった。10時のサークル入場前にブース設営に取りかかれるのもメリットの一つだろう。今回のブースの内容は本の杜2とほとんど同じだ。
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そして11時に開場。さすがに800サークルもあると人が流れているのが手に取るように分かる。前回の関西コミティア37で『コルキータ』を買ってくれた方がまた来てくださったり、たまたま見本誌コーナーで『flugas filozof'』の最初の2頁分を読んでくださった方がグッときて全冊買ってくださったり、最後の方に『コルキータ』のレビューを書いてくださった方が来てくださったりして計12冊頒布した。前回の関西コミティア37が計7冊だったからやはりサークル数が増えるというのは効果があるんだね。『物語群』と『勃起不全機械β』は手持ち分は全冊捌けたので次の即売会参加となる来月の第十五回文学フリマはすべて新刊を頒布することになる。開催中、関西文芸サークルの雄「五里のさと」の杏烏龍さんや狭山さん、福岡でもお会いしたTAKAさんや堕天王さん、風城国子智さんや水城麻衣さんとお会いして、終了間際に壁サークル「猫時間」の井ノ上岬さんが集団で来てくださった。さすが西日本最大の創作系同人誌即売会といった態だけれど、西瓜鯨油社の両隣とも15時くらいには帰郷されて、人通りもその頃には疎らになっており大阪のイベントにおける「午後の伸びしろの無さ」を再び実感した。でも見本誌コーナーを通りかかると決まって500頁超の文庫本を立ち読みする方がいたので、創作文芸への関心がないわけではないようだ。来年の4月14日まであと半年、各サークルがそれぞれ関西圏の読書好き・創作文芸好きに対して何を訴えかけられるか、考えていかないと。15時半の閉幕とともに片付けを始めて段ボールをクロネコヤマトに託し、地下二階にある「二味」でイカ・キムチ入りのお好み焼きを食べたあと、17時10分新大阪駅発の「のぞみ」の自由席に乗って帰京した。帰宅したのは20時半になった。さすがに西瓜鯨油社の次の大阪での同人誌即売会参加は第十六回文学フリマだよね? そういえば2013年3月24日にOMMビルで「そうさく畑収穫祭2013」が開催されるというけれども。

【戦利品】
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・『ゆく年くるいとこ』、TAKA、True Memory
 TAKAさんと兎角毒苺團の伊織さんは秋葉原時代の文学フリマ後に秋葉原でガールズトーク()をしていた?

・『オーバーラップ外伝』、杏烏龍、五里のさと
 凛々しいかえで。

・『羽人物語 星籠』、咲祈、ルート零
 名古屋コミティア41で買い損ねた本。

・『くだんはうそをいわぬ たずね狛犬の夏』、水城麻衣、Mizkid
 挿入がなければBLもドンと来い。

・『隣り合わせの世界で僕らは孤独なふりをする』、斉藤さくら子、猫時間
 超巨大壁サークルさんの本を勉強のために買わせていただいた。
by suikageiju | 2012-10-14 22:29 | 大阪
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