11月18日(日)開催の第十五回文学フリマに、西瓜鯨油社は純文学カテゴリで参加する。
文学フリマとは文芸同人の同人誌や個人出版の書籍・zineを買える即売会である。その会場の一隅で西瓜鯨油社が頒布する本は鉄道奇譚『南武枝線』、既刊『コルキータ』の新装版、そして委託2冊だ。配置番号はA-08。鯨の背中には
東京流通センター(大田区平和島)の冷たいコンクリート壁が広がっていることだろう。
【配置場所】
A-08
【頒布物】
<新刊>
・『
南武枝線』 (82頁)、牟礼鯨
痴漢で出会った嘘つきとサイコパス。嘘つきの始めた「新日程」が南武支線を怪異させる。記憶を喪う鉄道幻想譚。
・『
コルキータ』 新装第四版(174頁)、牟礼鯨
「コルキータを買った男は四十日で死んだ」 初恋の罪によって子宮を奪われた美少女娼婦コルキータは死の呪いを身にまとっている。この少女と出会い、恋の感染症のために狂気へと追いやられる青年ダオ。やがてダオの求愛行動は殖民地戦争という歴史のうねりにまきこまれ壮大な叙事詩となる。真実の愛さえあれば死の呪いから逃れられると信じたダオの運命は? 官能的言語で綴られた「娼婦幻想譚」第四版。
・『
少女孵化』(248頁)、
未青藍、
委託
男好きのアリカと男嫌いの尚(なお)は、幼なじみで親友だった。しかしアリカをひそかに愛する尚は、彼女の恋人である啓吾に関心を持ち近づいていく……。表題作ほか、1年後の後日談『少年孵化』を収録。(鯨:無料配布します)
・『
文学フリマ非公式ガイドブック』第二版(64頁)、
委託
第一版を146部売り上げた非公式ガイドブックの総入替新版を西瓜鯨油社でも頒布。
<既刊>
なし
【寄稿等】
・
兎角毒苺團(D-40)さんの『Icon mechanicarum』 機械仕掛けのイコンに「勃起不全機械」を寄稿しました。これは完売した『
勃起不全機械β』の新字新仮名α版です。
・
rg(B-21,B-22)の
高村暦さんの『
視姦』の作品解説を書きました。産まれてはじめて作品解説というものを書きました。
【備考】
・「西瓜鯨油社」は「すいかげいゆしゃ」、「牟礼鯨」は「むれ くじら」と読みます。
・質問などがございましたらコメントや「murekujira◎gmail.com」(◎→@)まで。
・小便に対する強迫観念があるので頻繁にトイレに行きます。不在の場合は立ち読みして待っていて下さい。