男が好きな女の子に言われて一番喜ぶ言葉は「おしっこが出るところと精子が出るところって同じなの? 」だという。なんで初っ端からこんな言及をしたのか自分でもわからないけれど、突き抜け派は文学フリマ派系サークルの雄として知られている。ちなみに雄とか言っておいて他の派系は破滅派と耽美派ROOMくらいしか鯨は知らない。「読んで楽しい」合同誌ではなく「読むのが楽しい」合同誌と言えるだろう。読んでいて分厚い鉄板が胸に蓋をする感覚を味わえる。だから、こういう合同誌があって良かったと思う。
ドナルドダックとコーヒーを(
ひのじ)
りょうこさん(さっそく平仮名にしてみましたよ)のコンプレックス描写が鮮明で、占いの読解とか魔法使いサリーちゃんごっことか「そうそう女の子ってそうなんだよね」とかつてダメダメ娘だった季節を思い返してしまう。本を読んで気分が沈むって、なんか悪いことのように聴えるけれど、そういう話が心地良いときもあるんだよね。ああ、なんか自分、気分沈んでいるなって。そう、音がぴきぴきとするくらいの。最後、二人の距離がぐっと縮まる描写が実体験と近くて個人的「イイネ!」ボタンを連打した。
チャモン(
しーなねこ)
何が起こったのか分からないけれど変だなあって、そう思う。
眠るのにいい時間(
イガラシイッセイ)
境界線が曖昧。
時空のおっさん(
たかはしりょうた)
登場人物が無駄に豪華。