Kindle Paperwhite、紙製書籍から電子書籍へ
 明日のコミックマーケット83では新刊も無いしみんな帰郷しちゃったし多分暇だろうなと思っていたら2013年1月6日に届くはずだったKindle Paperwhiteが自宅に届いていた。「在庫あり」となっているし多分増産したのだろう。これは冬コミの良い暇つぶしになる。さっそく起動して日本語に設定、時刻を9時間進めてTwitterアカウントを設定し、何冊か電子書籍をAmazon kindleストアで購入してみた。
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電子書籍と対照をなしている言葉は今のところ紙製書籍であろう。書籍の「書」は「ふで」を意味し「籍」の部首は竹冠である。「書籍」そのものは紙製であることを示さない。ゆえに電子書籍が普及し始めた今では従来の書籍を紙製書籍と呼ぶのである。我々21世紀人が電子書籍と言いはじめるときウルクの書記官やエジプトの神権政治、そしてペルガモン王エウメネス2世や蔡倫について思わざるをえない。あるいは人類における書記の歴史を。
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上はホーム画面である。E-inkは想像していたよりも落ち着きがある。頁をめくる度に文字が白抜きになったりするのが昭和の味わいで好ましい。
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上はFactotum, Charles Bukowskiの冒頭部分である。新品で買うと1575円もする洋書も電子書籍なら824円で購入することもできる。意味が分からない単語は長押しすると『プログレッシブ英和中辞典(4版)』を引いてくれるので英語の勉強にもなる。受験生の長文読解にもお勧めだ。
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上は拙著『コルキータ』の冒頭部分である。紙製書籍と比較して読むときに少し目の周囲の筋肉が力むのを感じてしまうのは、まだ鯨の肉体が電子書籍に慣れていないからだろうか。慣れてくれば諸賢のようにすらすらと違和感なく読めるようになるかもしれない。

電子書籍で読むのは小説ばかりではない、中には漫画だけ読む人もいるらしい。使い方はこれから開拓していきたい。なんでも電子書籍の一文を蛍光ペンで塗ったようにハイライトできる他、その一文をTwitterなどで共有(シェア)できるようだ。
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紙製書籍を片手に開きながらポチポチとキーを叩いて文を引用する時代はもう終りを告げようとしている。これで鯨も書籍史の奔流に飲み込まれたということになる。それは電子書籍を読みこなしていくことを意味し、同時に肉体の変容をも意味する。
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by suikageiju | 2012-12-28 22:53 | kindle | Trackback | Comments(0)
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