秋葉原からつくばエクスプレスに乗ってはるか彼方、つくば市に荘厳な社屋を構える
密林社が個人誌・同人誌界隈にもたらした構造革命は、密林社をこの界隈における一つの下部構造として定着させた。個人誌と同人誌をAmazon.co.jpに容易に陳列できるようになってから数年たち、Amazon KDPのサービス開始によって今度は容易に電子書籍をAmazon.co.jpに陳列できるようになった。紙製書籍と電子書籍をAmazon.co.joで陳列させたとき、ふと疑問に思うはずである。たとえば『A』という紙製書籍と同じ内容が書かれている『A』という電子書籍、この2冊を関連づけられないか、と。
正直に言って今まで関連づけの必要性を感じていなかった。だが『
コルキータ』(紙製書籍)の左下に「Kindle化リクエスト」のコラムがあるのが最近気になりはじめた。『
コルキータ』(電子書籍)があるのにもかかわらず、「Kindle化リクエスト」の存在意義とは何だろうか? この2つを関連づけられないだろうか。
カスタマーサービスに連絡した。

【1お問い合わせの種類】を「その他」、【2お問い合わせ内容】を「商品について」「その他」、【3お問い合わせ方法】を「メール」で選択する。そして詳細入力では例えば以下のように入力してメール送信する。
コルキータ ASIN: B00A29NZ7O
は
コルキータ ASIN: B004FEDYHS
をKindle化したものです。関連づけをお願いします。
すると数時間後こんなメールが返ってきた。
Amazon.co.jpにお問い合わせいただき、ありがとうございます。
このたびはご連絡いただいた商品『コルキータ [Kindle版]』に『コルキータ[文庫本]』が関連づけされておらず、ご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。
この商品については、担当部署にて調査し、解決するように努めます。
その他ご不明な点がありましたら、いつでもご遠慮なくお問い合わせください。
『
コルキータ』(電子書籍)の画面に変化は無かったけれど『
コルキータ』(紙製書籍)の画面には変化があった。上方には「Amazon Kindleでは、コルキータをはじめとする140万冊以上の本をご利用いただけます。」という文言が入り、左下には「1分以内にKindleでコルキータをお読みいただけます。」というコラムが入るようになった。

また検索画面でも関連づけられているのが分かる。

紙製書籍と電子書籍、まだそれぞれに一長一短がある。Amazonをうまく利用して、この2種類の書籍をうまく使い分けて行きたい。
追記(2013-02-12)
『
コルキータ』(電子書籍)の画面に変化があった。紙製書籍の価格からKindle価格になってどのくらい価格がoff されたかが分かるようになっている。ちなみに『コルキータ』は40%とのこと。