大阪文学フリマ前夜祭報告
 4月13日(土)20時前、大阪ぼてぢゅう本店で腹ごしらえをした佐藤山本清風渋澤怜、牟礼鯨の4人は徒歩で味園ビル2Fにあるデジタルカフェスクリプトに向かった。味園ビル侵入後、2Fの深夜営業飲食店群を廻ったあとデジタルカフェ店内に入ると雪ヲさん以外の姿はなく、4人は靴を脱いで方形の卓を囲んで飲み始めた。ぽつりと佐藤さんが「このまま寛いで終わればいいなあ」とおっしゃるくらい4人は都市間移動に疲れていて、そしてデジタルカフェは寛げて、居心地がよかった。なにしろ第十六回文学フリマこと大阪文学フリマの前夜である。明日まで体力を温存しておきたい、そんな目論見があったことは否定できない。そして鯨は夜行バスで移動したため2時間も寝ていない。眠い。
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 その後、才能が服を着て歩いているので文芸結社猫の表紙を多数手がける西本愛さんが加わり、鯨に黒い手紙を渡しに来た高村暦はすぐに帰ったけれど、漸次鈴木真吾さん、クロフネ3世さんが参加して7人というマジカルナンバー7±2ギリギリの人数になった。その後、数分だけ顔を見せられた望月文学フリマ事務局代表が残していったのは上住断靭文学フリマ大阪事務局代表、東京の文学フリマスタッフの方2名と寄政さんであった。このときの参加者は11名に達し、マジカルナンバーをはるかに超えてしまったため、数えるのをやめた。
 最早お互いが誰が誰だか分からないので自己紹介をしたあとに良くも悪くも頃合いよく入場したのは西成警察署の前に出張所を構えた森井御大率いる何故?の方2名であった。総勢14名であり、鯨がどうにかできる人数を超えていたので、そのうち考えるのをやめた。ただ大分県から来訪した森井御大は鯨が考えるのをやめさせてくれるはずもなく、さっそく小柳日向問題に触れて鯨は彼女に対してやりすぎてしまったことを反省する次第となる。福岡ポエイチでは彼女に謝罪しなければならぬだろう。
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 その後、分離派文芸組合さんが赤福を片手に来訪され、読んでいないのに付箋だらけの『南武枝線』と西瓜鯨油社宣言について滔々と語ったあと鯨、清風、鈴木の3名を千坂恭二氏が参加している同じ味園ビル2Fの「政治と芸術」のトークイベントに引き込んだ。このタイミングで佐藤、渋澤、西本は味園ビルを後にする。一方トークイベントに加わる破目になった3人はコーヒーを片手に大阪と他の都市との地理的・社会的な構造の違いと芸術についてトークした。清風さんが飛田新地の話題を出すとワッと盛り上がる、着地点の見えないトークイベントだった。絶滅危惧種の極左活動家は人間国宝になるのかもしれない。
 デジタルカフェに戻ってから森井御大は非公式ガイドブックなど昨今の創作文芸事情に触れ「最近の鯨はぶれすぎ、ゆらぎすぎ。創作文芸を率いることができるのは牟礼鯨しかいない。だから、牟礼鯨を名乗った以上もう後戻りはできない」ということをおっしゃられていて、鯨は正座して聞く他なかった。話題が可能性の文学についてへ移行していくなか、東京・姫路を経由して入阪した伊織さんが日付が変わったか変わらないか定かではない時刻に卒塔婆を片手にログイン。清風さんがその巨乳に見入っているのを鯨は見逃さなかった。
 震度6弱の地震が起こった4月13日が終わり、いつの間にか清風と森井御大とJASONさんと伊織さんとラガーマンさんだけとなったデジタルカフェ、鯨はふらりと立ち上がり雪ヲさんに自分の飲み代2100円を支払い、その場を立ち去った。確かにその瞬間4月14日午後1時5分に“鯨ナイト”は終わったのかもしれない。でも大阪文学フリマ前夜祭はまだまだ続いていたと聴く。無論、最初からそれは“鯨ナイト”なんかではなく、文学フリマ前夜祭であって、参加した各人が主役であったのだ。言うまでもなく。
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by suikageiju | 2013-04-14 07:50 | 大阪 | Trackback | Comments(0)
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