淑女と髭
 勝手にフランス語を訳す企画をはじめる。手近なところにあるフランス語の文章を読んで勝手に訳し勝手に想像をめぐらす、というものだ。まずは「シネマテーク・フランセーズ」の映画紹介文をやっつけていこう。
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 LA DAME ET LES BARBESという映画の紹介文。邦題は「淑女と髭」だろうか。小津安二郎という映画監督の作品らしい。フランス人も小津作品を観るのか。小津作品といえば「東京物語」などを早稲田松竹で観たことがあるけれど、この作品は観たことがない。さっそく訳してみよう。
キイチはある大学の剣道部の主将で身なりに構わず、特に髭を生やしっぱなしにしている。ある若い娘が彼に剃るようにお願いする。彼は見違えるようにまた美しくなって、大学キャンパスの全ての少女達を魅了するほどである。

 文法的にはsi~que~の呼応表現と代名動詞の多さくらい。なかなか面白そうな内容である。キイチは大学キャンパスの少女達を魅了して、「ある若い娘」がそんなモテモテのキイチに嫉妬して、みたいな展開が想像できる。それで、「ある若い娘」がやっぱり髭面のキイチがいい、みたいなことを言ってキイチはその言葉でハタと我にかえりもとの無精髭のむさぐるしい剣道男に戻って、なんて結末が用意されているのだろうか。現代だと眼鏡姿でパッとしない女の子を男がプロデュースしたらめんこくなって急にモテモテになってしまいプロデュースした男が嫉妬して……、みたいな展開がライトノベル的で王道だろう。
 それにしても「淑女と髭」、どんな映画なのだろう。
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by suikageiju | 2014-04-08 23:43 | 翻訳 | Trackback | Comments(0)
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