2014年11月24日(月祝)、大田区平和島の東京流通センターで開催される第十九回文学フリマに西瓜鯨油社は参加する。弊社はじめての詩歌カテゴリでの参加である。今年の3月に俳句をはじめたり『
詩誌84-2014.08』へゲスト参加したりと詩歌カテゴリへの接点が多くなった。2014年は西瓜鯨油社が総合文学結社へ歩を進めた一年と言えよう。
小説からストーリーと世界観をはぎ取った文芸が詩歌なのではない。文字だけの漫画が小説ではないように、小説と詩歌は異なっている。詩歌は独立した文芸であり、そのうえで詩と俳句と短歌はそれぞれ違う。文芸はそれぞれにそれぞれの理由で異なっている。しかしただひとつ共通点がある。それは、どの文芸であっても言語を使っているということ。
言語には2つの用途がある。まず独話、そして対話である。これら用途で文芸を分類するならば、現代詩や短歌や物語は独話の文芸、俳句や小説は対話の文芸と区切られる。文芸を書く人読む人は自分が独話向きの人間か対話向きの人間かをよく認識したうえで泥むカテゴリを選択すべきだろう。そしてあなたが対話向きな人間であれば西瓜鯨油社の門戸を叩くがよい。
ちなみに会話向きな人間は対話向きではなく、独話向きである。ゆめゆめ混同されるな。

【配置場所】
F-01 (1階入口入り左隅)

【頒布物】
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新刊『
逃避癖のための句誌</haiku id="02">羇旅』(60頁200円)
普段散文を書いている日本語作家22組23人による「旅/瞬間」をテーマにした俳句、そして墓碑銘を収録した句誌。
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『逃避癖のための句誌羇旅』関連のつぶやき
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東京新刊 『
日曜日の娘たちは星々をシャワーヘッドの穴だと信じている』(100頁500円)
母親に棄てられた娘とその娘を引き取った父親の話。世間と上手く折りあうことと自由に生きること、逃げ出したい全ての父に捧げる一冊。
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反響などの記事
・『
逃避癖のための句誌</haiku id="01">』(44頁200円)
「普段散文を書いている首都圏の作家」による俳句71句と掌篇9篇、それと墓碑銘を収録。
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牟礼鯨による「余白を読む」-
反響と古書ビビビ納品記事
・『
南武枝線』 (82頁300円)、牟礼鯨
痴漢で出会った嘘つきとサイコパス。嘘つきの始めた「新日程」が南武支線を怪異させる。記憶を喪う鉄道幻想譚。その
第二版。
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痴漢という言葉からは恋の芽生えしか想像できない。小説『南武枝線』牟礼鯨(著)-
ガジェット通信-Amazonが『南武枝線』を販売停止にした件(西瓜鯨油社)
※ 『
受取拒絶』や『譫妄とガラナ』、『
コルキータ』など手持ち分は完売していますが、リンクの貼っているものはアマゾンで購入できます。
※ 文学フリマwebカタログで気になるサークルさんの「
気になる」ボタンをクリックすることで「
気になる」登録できます。
【備考】
・「西瓜鯨油社」は「すいかげいゆしゃ」、「牟礼鯨」は「むれ くじら」と読みます。
・とりあえず「
西瓜鯨油社宣言」をお読み下さい。
・事前に質問などがございましたら「murekujira◎gmail.com」(◎→@)やコメントまで。