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通話

通話 (EXLIBRIS)

ロベルト ボラーニョ / 白水社

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 「センシニ」が好きだった、「雪」もいいな。しかしこれは何度も読まないとわからないな。そういう作品だな。
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by suikageiju | 2009-06-25 10:19 | ラテンアメリカ文学 | Trackback | Comments(0)
ヘンリー・ダーガー

ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

ジョン・M. マグレガー / 作品社


 私が物語を綴ることに興味を持ったのは、高校1年生のときにヘンリー・ダーガー(もしくはダージャー)を知って以降のことだ。砧図書館でこの本を借りて、雨上がりの世田谷の街を散歩しているときに、自分も物語を綴ろう、とふと思ったのだ。あれからもう8年もたつ。
 ヘンリー・ダーガーは誰かに読ませたいとか、誰かに買ってほしいとか、そういうことではなく、自分の慰めのために物語を綴った。それはタイプライターで清書された1万5145頁に及ぶ物語と300枚の平面画によって構築された『非現実の王国として知られる地における、ヴィヴィアン・ガールズの物語、子供奴隷の反乱に起因するグランデコ・アンジェリニアン戦争の嵐の物語』(The Story of the Vivian Girls, in What is Known as the Realms of the Unreal, of the Glandeco-Angelinnian War Storm, Caused by the Child Slave Rebellion)である。
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by suikageiju | 2009-06-22 13:57 | 感想 | Trackback | Comments(0)
コミティア89計画案
【販売物】
 「新刊」A5/44頁程度/20冊(7500円);販売価格1冊300円予定
 『掌編集』15冊;販売価格1冊500円予定
 「新刊」&『掌編集』セット;販売価格700円予定
【配布物】
 「西瓜鯨油通信」A4単色チラシ200枚(3000円)
 *内容;新作紹介、『掌編集』全作品解題、第九回文学フリマ案内、「売り子の独り言」(予定)
【持ち物】
 文房具一式+敷き布・銭函・広告用小道具
【売り子】
 U(予定)
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by suikageiju | 2009-06-22 11:10 | COMITIA | Trackback | Comments(0)
半分な推敲作業
 物語の約半分を推敲した。原石を研いで磨いて宝石にしていく過程は面白い。わけのわからない箇所が千年は口に残る名文句になる。しかし推敲は一度ぎりでは駄目だ。時期を半年くらいおいて2、3度はしたい。8月コミティアに「暫定版」12月文学フリマに「完整版」の代替第1案や8月に別の(『奇貨~』)を出して12月に今のを出す代替第2案なども考えている。
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by suikageiju | 2009-06-20 23:28 | 文学フリマ | Trackback | Comments(0)
5万字
 物語は収束しようとしている。話は本題からずいぶんと離れてしまい、後半は自分でも何を書いているのかわからなくなった。推敲をしていって、筋を本題に戻し、最終的には6万字にする予定だ。手をいれて丹精こめて育てれば、きっといい物語になる。
 電車などで物語を読んでいると急に眠気が襲うけれど、目はまだ文字を追っていて脳は物語の筋を再現しようとしているときがある。そんなとき夢想に入り、物語を読み間違えることがよくある。「なるほど、おもしろい」と思う。けれど、ふっ、と我に返って読み返すとまったく筋が違っていて、まったくおもしろくなく、がっかりすることがある。これは好機である。読み間違えたおもしろい筋は私のまったくの創作だから、物語の種になるのだ。これが私の世界図書館抽出法の一つである。
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by suikageiju | 2009-06-14 18:15 | 文学フリマ | Trackback | Comments(0)
東方綺譚

東方綺譚 (Noveletoj Orientaj)

マルグリット・ユルスナール / 白水社

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 大学一年生のときに図書館の3階のフランス文学の棚で『ハドリアヌス帝』と『黒の過程』を読んで、こういう歴史物語を書いてもいいのだと知った。その当時は「斬首されたカーリー女神」の卑猥さを好んだが、今は「源氏の君の最後の恋」の最後で見せる花散里の表情や「死者の乳」で人柱にされていく過程の女の描写などが好きになった。文学なのだ。
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by suikageiju | 2009-06-14 16:28 | 感想 | Trackback | Comments(0)
砂の本

砂の本 (La libro de sablo)

ボルヘス / 集英社

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 ボルヘスは私の物語作家≒物語収集家としての師匠である。「学問の厳密さについて」は掌編の傑作で、物語らしい筋もがあるわけではないが、その独自性と発想は群を抜いている。「汚辱の世界史」のなかではエトセトラを除けば「仮面の染物師メルヴのハキム」が私の好みだ。「他者」はいつ読んでもいいし、「会議」や「砂の本」も「鏡と仮面」も磨かれた宝石のような掌編だ。
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by suikageiju | 2009-06-13 17:45 | ラテンアメリカ文学 | Trackback | Comments(0)
審判

審判 (La Proceso)

カフカ / 岩波書店

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 原題の『Der Process』が「訴訟」と「経過」の二義性を持つ言葉であるように、この物語は「訴訟」と単なる事物の「経過」の物語である。カフカの物語はその普通名詞性にこそ魅力がある。そして彼の書き方を知っていれば本文よりも「未完成の章」や「著者によって抹殺された箇所」の方にこそ興味は向く。
「犬のようだ!」

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by suikageiju | 2009-06-13 17:28 | 感想 | Trackback | Comments(0)
どちらでもいい

どちらでもいい (Estas egale)

アゴタ クリストフ / 早川書房

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 アゴタ・クリストフは『文盲』を読めばわかるように母語ではない「敵語」のフランス語で書いている。外国語で物語を書いたことがある者ならわかると思うが、最初期はどうあがいても掌編しか書けない。
 私の掌編が持つ文体には多分にこの掌編集の影響がある。
この世の何処にも、父がわたしと手をつないで散歩した場所はありません。

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by suikageiju | 2009-06-11 09:14 | 感想 | Trackback | Comments(0)
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by suikageiju | 2009-06-09 13:05 | 雑記 | Trackback | Comments(0)