サークル閉鎖。
by 鯨
カテゴリ
文学フリマ
大阪
福岡
テキレボ・本の杜
タトホン
COMITIA
コミケ
古書ビビビ
俳句
雑記
弊社発行物
kindle
感想
掌編
翻訳
西瓜糖
朗読工
チュニジア旅行記
ラテンアメリカ文学
自己愛な人
情報カード
金沢文学フリマ
以前の記事
<   2011年 12月 ( 9 )   > この月の画像一覧
創作文芸見本誌会場HappyReading
 創作文芸作品の見本誌を登録できる創作文芸見本誌会場HappyReadingというサイトをいいださんが作成してくださいました。自分の創作文芸誌を、あらすじや「立ち読み」文章、表紙画像とともに掲載して紹介することができます。
 ネーミングセンスはイマイチですが、創作文芸の宣伝などに生かせると思うので是非登録してみてはどうでしょうか。自分の作品の一覧表をつくるためにも活用できますね。あと、Amazonとのリンクができるようになったら嬉しいな。創作文芸の飛躍と繁栄のために、何ができるかの一つの答えかも知れない。

 【西瓜鯨油社関連】
  ・『コルキータ』 →amazon
  ・『物語群』 →amazon
  ・『ガリア女
【鯨鳥三日関連】
  ・『3P』 →amazon
[PR]
by suikageiju | 2011-12-17 20:54 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
古書ビビビさんに『ガリア女』を納品
 本日、下北沢は古書ビビビさんに第十三回文学フリマ新刊『ガリア女』の在庫をすべて納めた。鯨の手もとにはもう何の本も無い。最初に古書ビビビさんに本を納めたのは2010年1月7日、あれから来月で2年間のお付き合いとなる。
f0208721_17381070.jpg


 古書ビビビさんと鯨との出会いは5年前だ。高校の後輩に連れられていった古書ビビビさんはまだ旧店舗で5人も客が入れば足の踏み場もないほど狭く、その中に所狭しと古書が並べられていた。その佇まいに魅了されたが、なかでも印象に残ったのは西間木隼人さんの絵本だった。その見本誌の奥付を見ると、商業出版ではなく自主制作本であったのだ。その完成度にちょっとしたショックを受けた。「こんな本を自分でも作って、古書ビビビさんに置いてもらいたい」、当時の鯨はそう願った。
f0208721_191220100.jpg


 その願いは2009年に西瓜鯨油社を創設したことで実現に近づく。そしてtwitterでのやりとりをきっかけにして『掌編集』と『コルキータ』を古書ビビビさんに委託することができるようになった。古書ビビビさんの棚が増えていくのに比例して頒布数が増え、今までに70冊以上を販売してくれた。この西瓜鯨油社の委託を契機にしてかは知らないけれど、文学フリマに参加されているサークルさんが古書ビビビさんに委託するようになった。未来回路製作所さん、恋と童貞さん、ことのはさん、などである。
 鈴木真悟さんらがセブンイレブンのネットプリントを媒体として出している『シュピーレン』に「文学フリマで売られている同人誌をイベント以外で買うには?」という記事があり、文学フリマ参加サークルの委託先として模索舎タコシェComic Zin、ジュンク堂や密林社などを紹介している。その他に「サークルの人脈を生かした様々な店舗」とあり、これが古書ビビビさんに該当するのだろうか。大概のサークルではこれらのうちの複数の委託先に委託しているという。西瓜鯨油社も今は古書ビビビさんの他に、密林社さんに代行してもらってamazonに委託して通信販売もしている。
 以前の弊社は中野ブロードウェイのタコシェさんにも委託していたが、古書ビビビさんの手前もあり、引き上げた。第十二回文学フリマでとらのあなの営業さんが弊社を訪問してくださったが、「委託は今は考えていない」と返答した。西瓜鯨油社にとらのあなのカラーが似合わないのと、やはり古書ビビビさんの手前もあるからである。鯨は古書ビビビさんを「委託先」とは考えていない。「仲間」と考えている。NMB48も訪れたという古書店さんを「仲間」だなんて不遜だと思われるかもしれないし、徳川さんがどうお考えかも知らないけれど、鯨は勝手に「仲間」だと考えている。だから委託して、それっきり「頑張って売ってください」ということにはできないのだ。委託した以上は「定期的に訪れて本の納品をする」「ポップなどを設けて更新していく」などのメンテナンスをしよう、西瓜鯨油社をきっかけに古書ビビビさんを好きになってくれるお客さんが増えてくれればいい、古書ビビビさんで出会った西瓜鯨油社の本をきっかけに文学フリマを知ってくれればいいと考えている。そうすると、西瓜鯨油社は牟礼鯨の個人サークルで人手が足りないので、他のサークルさんのように複数の委託先店舗を持つことができない、古書ビビビさんだけに委託、ということになった。もちろん間隔はだいぶあいてしまっているけれど、定期的に納品はなんとかできているし、写真のようにLumiereさんの協力もあってポップも更新できている。かつてはイベント誘致ポップも置いて貰っていた。以後もこんな関係を続けていけたらな、と思っている。
 文学フリマが発展していくひとつの道として古書ビビビさんのような文芸同人誌を受け入れてくれる個人経営の古書店・本屋さんが各地で増えるという手段がある。たとえば文学フリマのとあるサークルがその本屋さんに「自分たちの本を委託してもらいたい」と言う。店主さんがそれを受諾し、「では納品書を出してくれ」と頼む。そこでサークルが「ところで、お店の名前はなんというのですか? 」と問いかけたとしたら、どうだろう。あるいはお店の名前は知っていたとしても返品するときに取りに来なかったり、何年も顔を見せず売りっぱなしにされたら。次にやってきたサークルの新しい文芸同人誌を二つ返事で受け入れてくれるだろうか。それで文学フリマの裾野は永続的に広がっていくのだろうか。
 もちろん文学フリマ参加サークルに限ってはそんな投げっ放し委託はしないと思う。それに少部数出版を専門に取り扱う店舗のなかはそれが社会的使命なのだから「そういうものだ」と気にしないところもあると思う。だが、委託する前に「この委託は今後も自分たちでメンテナンスできるような委託なのだろうか」「この委託は自分のサークルの本を売るためだけの委託にならず、委託先にも何らかの益のあるようなことを仕掛けられないか」、そう踏みとどまる余裕が全ての創作文芸サークルにあってもいいのではないかと考えている。
 鯨は余裕のない単なる「売ってくれ」委託を憂う。そして委託先店舗と創作文芸サークルとの関係がいつまでも続く発展する関係になればいいと願う。
[PR]
by suikageiju | 2011-12-17 19:30 | 古書ビビビ | Trackback | Comments(0)
現代小説を練習する
 大学5年生の冬、就職の決まった牟礼鯨は人生の終わりを予感していた。だから遺書を著わす必要があると思った。それは物語でありたいと願った。現代日本を舞台にして数作品を書こうとしたがいずれの作品も数百字や千数百字で、つまらなさを理由に終わらせるのをやめてしまった。自分で文章に蓋を設定していたのだ。かといって解き放つためというのは他の国を舞台にする必然性として不十分だった。
 そんな時、『掌編集』や『物語群』に収められた「象棋」を書いた。はじめて納得できる水準の作品だった。後世の文学史家のために日付を残しておくとすれば、それを書いたのは2008年2月4日である。高校生のときからあたためてきた仮想世界を舞台にした作品だったが、フランスやアメリカ合衆国を舞台にするよりも必然性があった。なにより「こう書けばいいのだ」と納得しうる水準のものを書く練習をするのに仮想世界はいろいろと都合が良かった。蓋なんて持ち込むだけ莫迦らしいからだ。
 第十三回文学フリマで頒布した『ガリア女』の値段である100円について佐藤氏やこくまろ氏や霜月みつか氏などから指摘があったが、種を明かすと『ガリア女』は日本を舞台にした現代小説(コンテンポラリな意味での)を書くためのétudeに過ぎなかった。だから100円という値段設定しかできなかった。
 確かに『ガリア女』は現代小説の練習のための作品なのだろう。これで憧れだった現代小説を書く人に近づけるというわけだ。しかし『物語群』や『コルキータ』だって2つ前の段落の論法で言えば現代小説のための練習だったはずだ。3年近く練習を重ねた上で更に練習をするというのはいくらなんでも念を入れすぎである。『奇貨おくべからず』などの例も忘れてはならない。だから2つのことを推測する。『ガリア女』が練習作品だというのは一種の衒いに過ぎないのではないのか、或いはすでに鯨が目指すべき現代小説の形があってそれを模索している最中なのではないのか、と。
 いずれにせよ、牟礼鯨についてはこれからも鯨は注目していきたい。
[PR]
by suikageiju | 2011-12-10 23:07 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
ガリア女
こくまろ様より感想をいただいておりました。(うっかりしていた)
・ガリア女(西瓜鯨油社)
 出店は「牟礼鯨」になってましたが、今日初頒布の本にはしっかり上記サークル名が。どゆことやねん。
 ところで。最初の話に女性が車に轢かれる話がありますが、これをみて最近中国で倒れている人に対する
 無関心具合が取り上げられていたのを思い出す人も多いのではないでしょうか。理由を聞けば多少納得出来ますが……。
 ともあれ、新刊が破格の百円ってサービスしすぎ。本当にどうした。
http://kcss.seesaa.net/archives/20111104-1.html

最近、どうにかしているんです。
[PR]
by suikageiju | 2011-12-05 00:14 | 弊社発行物 | Trackback | Comments(0)
ガリア女
魅惑の赤、こと恣意セシルさんから感想をいただいていました。
牟礼鯨氏の「ガリア女」を読んだ。

表紙は非常にシンプルで、上品な水色に手のひらサイズ、程よい厚み。
収められている短編のタイトルも独特で小気味の良い感じ。

と思ったのが正しいのか間違いだったのか。

ガリア女のガリアとは、現代ギリシャ語でフランスのことを指す。
フランスは美への関心が高く、芸術といえばパリを指した。
しかしその体臭は強く、それほど頻繁に入浴するわけではない。
故に香水が発達したという。

「ガリア女」の体裁は、一見無害だ。
非常にシンプルだが、無害な感じはしない。
裏表紙に書かれた「ミソジニー」の言葉から、
微かに、中になみなみ注がれた毒を予感させるばかりだ。

本を開き、読み進め、最後にその本を閉じたとき、
腋から立ち昇る刺激臭は、異性を引き付けるためのホルモンの香りであるという話を、
私は思い出していた。
http://ameblo.jp/ccecile/entry-11094229204.html

ありがとうございます。
[PR]
by suikageiju | 2011-12-04 18:28 | 弊社発行物 | Trackback | Comments(0)
ガリア女
すっかり忘れていたが霜月みつかさんからも感想をもらっていた。
2011/11/3発行 牟礼鯨さん(web) 著

ガリア女ってタイトルだけど日本の話。

ガリアって聞くとフランスのあたりかななどと思ってしまうし、ガリア戦記が浮かんでしまうね。知識がないというのはよくないことだなぁと感じる。

ミソジニー文学とのこと。

間違っても女性地位の向上の活動家とかは読まないほうがいい気がする。

青年漫画を読んでいる気分になりました。

エログロ多々。

文章はとても上手。

ミソジニー短編集らしくまとまりがあるのだけど

『お逮夜』だけは少し雰囲気が違う。

これだけ独立させてよかったんじゃないかと思った。

『お逮夜』の纏っている空気感がいい。

こういう作品を数十回に一回くらいは書いてほしいと思った。

吉行淳之介とか好きな人は好きなんじゃないかなぁ。

このハイレベルな小説がたったの100円で売られていたことに今更驚いています。

http://d.hatena.ne.jp/room1103/

数十回に一回くらい書きます。
[PR]
by suikageiju | 2011-12-01 22:46 | 弊社発行物 | Trackback | Comments(1)
ガリア女
渦中の人物、創作文芸のお尋ね者こと佐藤氏からも『ガリア女』の感想をいただいていた。

牟礼鯨さんの『ガリア女』は第十三回文学フリマで買った。

http://www25.atpages.jp/murekujira/bunfree.php


サークル西瓜鯨油社、ならびに牟礼鯨さんの作品に対しては、同人小説としてはめずらしく賛否両論ある。(ウェブ上でそれらの意見を探すのは困難だが、存在することは確かだ。僕がさまざまな場所で耳にしたことが全て幻聴でない限りは。)意見があるということは、それだけ読まれているという証拠だ。発行部数と「読まれた部数」が必ずしも一致しないのが同人小説であり、後者は肯定または否定の意見でしかカウントできない。

牟礼鯨さんの本はこれまで何冊か読ませていただいているが、今回の短編集が一番好きだ。ひょっとすると氏にとっては不本意かもしれないが、何が面白いを読者が判断してよいとするならば、『ガリア女』が一番おもしろい。

語り手自身の描写に対するこだわりがあって、例えば表現が、わざとモッタリさせてある。以前の短編集や長編では語り手は無個性に徹している感じがあったが、今回は語り手に個性がある。現代を舞台にした作品ということで、モッタリ感がいい具合に語り手のニュアンスを描いているのである。こんな表現がある。

そして指先がプールの側面のざらざらさに触れたときにすべての力を抜いて浮上する。


僕の感じているモッタリ感がわかっていただけるだろうか。しかも「ざらざらさ」である。(皮肉などではなく、この表現には氏が天才であることを再認識させられた)こういった細かな表現や不意にカットインする心情の吐露が、語り手をごく自然に造形することに成功している。作品ごとに、ウブな若い男が年上の女にもてあそばれている場面や、三枚目の小太りがシャワー室で必死に腰を振っている姿が思い浮かぶのだ。

話の筋のキレっぷりは異常。ギャグ漫画なみに冴えている。騙されたと思って読んでみるといい。あなたは読みながら何度もこう思わされることだろう。「マジか」、と。短編を読む醍醐味が、この小さな本には凝縮されている。

ところで作者本人によるレポートによれば、同イベントでの本作の頒布数は計44冊だったそうである。噴飯である。出展者含めて約3,600人が参加して、この本が44冊しか出ないとは。文フリのバイヤー終わってるといわざるをえない。3,555人終わってる。この本は100円だったのである。100円といえば代々木から新宿までの電車賃より安い。新南口までなら、たったの徒歩5分だ。5分歩けば浮かせられるだけの金を、3,555人がなぜ払わない。

http://0tas.blog118.fc2.com/blog-entry-330.html

なぜ払わない。
[PR]
by suikageiju | 2011-12-01 19:17 | 弊社発行物 | Trackback | Comments(0)
ガリア女
 渋澤玲さんからも感想をいただいていました。ありがとうございます。

【第13回文学フリマ感想5】ガリア女/牟礼鯨
お次は「ガリア女」牟礼鯨氏。

これ買った時「それでは、眠れない夜を」ってドヤァって言われたんだけど、
わりにそんな感じだった。
眠れない時に飲んでしまったブラックのコーヒーみたい。
ブラックのコーヒーだと思ったら穴だった、みたいな、
不気味で不条理で、でも気味悪いだけではない感じ。

つかみんな文章うめーなー……
私の文フリでの買い物スキルがぐんぐん向上して良作しかつかまなくなってるから、
その文読んでて落ち込む!!!!☆☆☆

http://blog.rayshibusawa.her.jp/?eid=67


「それでは、眠れない夜を」を去りゆく購入者に言うようになったのは何回前からかは忘れてしまったけれど。
[PR]
by suikageiju | 2011-12-01 19:13 | 弊社発行物 | Trackback | Comments(0)
それだけは言わないで
LOLの屋代さんから『感応ノイズ』に投稿した「それだけは言わないで」の感想を戴いていた。弊社発行物の感想ではないけれど。

牟礼鯨「それだけは言わないで」
 辺境都市に20年取り残された、忘れられた寄せ集めの師団。奇怪な表現と硬質な幻想はガルシアマルケスの風情。牟礼鯨さんの作品の特徴は、ここに文章があって物語があるのは当然だ、ていうようなある種傲慢にもとれるような存在感だと思う。西瓜鯨油社は無期限活動休止だってね。これを読んで、改めてそのもったいなさを感じた。
http://lollollol.exblog.jp/15789924/

 ちなみに『感応ノイズ』はAmazon.co.jpで通販をしているそうです。
[PR]
by suikageiju | 2011-12-01 19:07 | 弊社発行物 | Trackback | Comments(0)