昨日の銚子行で貯金口座も含めて所持金が千円札一枚となった。これもすべて詐欺まがいの出向のせいだ。明日は給料日でいくらかの金が入る。だが明日の金なんて今日の問題になんら関係ない。なので今日の鯨はこの千円札しか持っていなかった。だからこの千円札を持って東京を歩こうと思った。そして結果として代々木公園と明治神宮の縁をたどるようにして約7.5kmを歩いた。以下はその記録ではなく、その行程で撮影した写真とその解説である。
富ヶ谷交差点から代々木公園を望む

この景色が好きなのは、この景色が東京をシンガポールのような都市国家だと思わせるからだ。シンガポールにこんな公園があった。
梅澤精米店

こういった空間利用の工夫はワルシャワ・ゲットーのような、あるいはマグリブの迷宮都市を連想させる。人の上で人が食い、人の左で人が糞をし、人の下で人が寝る。そういった入り組んだ生活を思わせる建築。
化石としての女子高生

女子高生なのかは知らないけれど、茶髪でルーズソックスで色黒なんて、鯨が小学生のとき、15年くらい前のファッションを維持していたので撮ってみた。
日本共産党

新成人に入党を勧誘していた。鯨は共産党員ではない共産主義者だが、大学生卒業後の若者に1年間の軍隊生活か共産党員生活を課してもいいんじゃないのかな。そこで就職の道が開けるかもしれないし、学友が軍隊と共産党に別れて渋谷のスクランブル交差点で衝突するのもなんか劇的で面白い。
成人式の女性2人組

今日は成人式だった。彼女たちは19歳か20歳なのだろうが、彼女たちが「穢れ」なき乙女だなんて妄想をするのは止めておいたほうがいい。彼女たちの「穢れ」と成人、その両方におめでとう!
カルビープラス

なんか竹下通りの新しいお店らしい。カルビーのポテトチップスを買えるのだろうか。
竹下通り

竹下通りである。成人式の着物姿がちらほら見えるが、例年よりも少ないような気がする。
原宿駅側部乗降場

皇室専用の乗降場。
おもしろ建築物

こういう建築をやりたかった。虚しさと新しさの融合。この付近で眼鏡男子が撮影されていた。
謎の銅器具

たぶん雨滴を集めて水車を回す機械だと思う。
奥の湯

昔ながらの銭湯。
あと、いつもの
カフェ・ロリータでバンド仲間の男女が「女子大生をホテルの部屋に連れて行く」ロープレをやっていた。そこでのモモカという女性のレクチャーによれば「1.女子は男性に3、4回奢られると罪悪感をえて、ちょっとはイイかなと思う」「2.男性に近い方の手を机の上に出していたら(手を触っても良いよ)という合図」とのこと。3人の男性はモモカの弁舌に感動していたが、当のモモカは実際は「多く抱かれ、そしてひとりで死ぬ」タイプだと思う。こういう「男女のテク」を知ることは夭逝のキッカケにもなる。だが、聞き耳をたてるだけでも面白かった。